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抜歯率 ※12歳以上で集計

  • 2018年 5.1%(6/118人)
  • 2019年 4.2%(5/118人)
  • 2020年 4.3%(7/162人)
  • 2021年 1.9%(3/158人)
  • 2022年 5.5%(7/128人)

5年トータル 4.1% (28/684人)

2019.10.30

出っ歯の治療

症例, 説明

こんにちは。

今回は上顎前突、叢生の非抜歯症例を紹介したいと思います。

オーバージェットが大きく、左下の歯は内側に大きく倒れ込んでいます。

奥歯の噛み合わせもずれています。

こういうケースの場合「抜歯」の選択が多いですが、

これも非抜歯で治療致しました。

【症例情報】

主訴:出っ歯が気になる

診断名:叢生を伴う上顎前突

年齢:30歳

治療に用いた装置:マルチブラケット装置

治療期間:1年5か月

費用:検査代4万8千円 施術、装治療料61万円 歯科矯正用アンカースクリュー代6万円 処治療3000円×回数 プラス消費税

リスク副作用:

  • 歯体移動により歯肉、歯槽骨、歯根が減少することがあります。
  • 装置により口腔内粘膜を傷つけることがあります。
  • 矯正治療中装置が破損することがあります。
  • 上記の装置は、完成物薬機法対象外の矯正歯科装置であり、医薬品副作用被害救済制度の対象外となる場合があります。

 

治療後↓↓↓

 

前突、叢生が解消されています。

ここで大事なのがE-lineです。

以前セカンドオピニオンで

「非抜歯を希望して治療したが、装置を外した後に出っ歯になった」

という相談を受けました。

確かに非抜歯を選択すると叢生解消と共に前突口元が出てしまいます。

それを解消するために上顎第一大臼歯を遠心移動させ良好なE-lineを作ります。

上の歯の傾きが治った分上唇が引っ込みましたね。

非抜歯矯正でもどういう仕上がりになるのかはとても重要です。

黒が治療前 赤が矯正後です。

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