抜歯率 ※12歳以上で集計
5年トータル 4.1% (28/684人)
2020.01.30
以前に非抜歯矯正の治療法を説明しましたしたが(以前の説明はここをクリック)
今回はさらに論理的に
なぜ非抜歯で治せるのか
それはレントゲンを見れば一目瞭然です。
まずこちらを
1,2,3,4,5,6,7,
がたがたですね。2と3が重なり5はねじれています。
1,3の間に2を、24の間に3を並べる必要があります。
ではレントゲンではどうなっているのか↓↓↓
拡大
これが初診時のレントゲンです。
数字のところが歯冠、写真に写っている歯の部分です。
3のところがゆがんでますね。
青い矢印が根、根尖(骨に埋まっている部分の歯)です。
根尖(矢印の先)に重なりはありません。
叢生の原因は歯冠(歯の見えている部分)の内側への傾斜や近心傾斜と考えています。
なので、傾斜を正せば従来の歯の位置に戻り
抜かなくても十分治療が可能なのです。
治療前 → 治療後
→
→
→
実際の矯正ではまだまだ4か5を抜歯しそのスペースに2、3を並べることが多いです。
非抜歯に対して注意喚起などもありますが、
口元、噛み合わせを含めて、非抜歯で治療することも可能です。
不必要な抜歯こそ避けるべきと考えます。
合わせて読んで頂きたい記事 ガタガタでも抜かない
先日 長崎県で日本矯正歯科学会がありました。非抜歯とは話がずれますが、私の開発した矯正装置の発表をしてきました。様々なインスピレーションを得て今後も非抜歯矯正のみならず多岐にわたる治療方法、装置開発して...記事を読む
こんにちは歯を抜かずにどうやって並べるのか?それは歯科矯正用アンカースクリューを使用します。ほとんどの症例で使用し効果を発揮しています。骨の中に歯科矯正用アンカースクリューを埋め込んでそれを固定源とし動...記事を読む
こんにちは。先日29日の日曜日に私の所属しているJOP-IUSD(インディアナ大学歯学部 矯正学科の日本歯科矯正プログラム)の講義がありました講師として2時間に渡りマルチブラケット装置を使わない治療をテ...記事を読む
人気記事
2021年04月28日症例
2020年04月10日症例
2019年10月30日症例
2020年01月10日症例
2020年03月20日症例
人気記事